地下書庫巡礼記

どこかに眠る、懐かしの物語を探して

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SF

『天涯図書館』「書くこと」の意味についての模索

皆川博子著『天涯図書館』を読んだ。 『辺境図書館』『彗星図書館』につづく、皆川氏による書籍案内エッセイである。 幻想小説や詩歌を中心とした選書なのは変わらずだが、2020~2023年連載の時勢を反映し、「ロシア情勢」「(戦争、パンデミックを引き金とす…

『シオンズ・フィクション イスラエルSF傑作選』の感想|放浪の末の豊かなるフィクション

イスラエルSFアンソロジーの『シオンズ・フィクション』を読みました。 本書は、「イスラエル思弁小説の宝庫 ( A Treasury of Israeli Speculative Literature)」という副題がついており、「思弁小説(スペキュラティブティブ・フィクション、Speculative …