地下書庫巡礼記

どこかに眠る、懐かしの物語を探して

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皆川博子

『天涯図書館』「書くこと」の意味についての模索

皆川博子著『天涯図書館』を読んだ。 『辺境図書館』『彗星図書館』につづく、皆川氏による書籍案内エッセイである。 幻想小説や詩歌を中心とした選書なのは変わらずだが、2020~2023年連載の時勢を反映し、「ロシア情勢」「(戦争、パンデミックを引き金とす…

皆川博子『辺境図書館』|読書体験を通じた共感・作家の死後について

皆川博子著『辺境図書館』を読みました。 皆川氏の愛好する作品の中から「素晴らしいけれど忘れられがちな古い作、あるいはおびただしい出版物の中に埋もれがちな作」とのコンセプトに基づき選出された、25の章立ての読書案内です。

皆川博子『愛と髑髏と』|日常を生きていけない者たち

1985年刊行の『愛と髑髏と』が復刊されましたね。未読だったのでとてもありがたいです。

皆川博子『夜のアポロン』

70~90年代発表の単行本未収録作品。ミステリ中心に集められており、先行して出版されている幻想小説中心の『夜のリフレーン』と対になるかのような一冊です。