地下書庫巡礼記

どこかに眠る、懐かしの物語を探して

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2021-02-23から1日間の記事一覧

高村薫『我らが少女A』の感想|いっそのこと真相など分からないほうがいい

合田シリーズ6作目の『我らが少女A』を読みました。 1993年発表の1作目『マークスの山』では30代だった合田も、本作では50代後半となり、漠然と老いを意識し始めるなど確実に歳月が流れていることを実感します。